理事長の部屋本文へジャンプ         鈴木 隆志の
       
最近の若者は、と言う前に、今みんなに伝えていきたいことや日々感じたことを、書き留めておくことにしました。
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しばらくお待ちください。
2009年7月3日(金)
子供たちは世界の財産

6月はセルラスの事や夏の事業準備の日程などが、
さまざま入っていて、この理事長の部屋もすっかり
ご無沙汰してしまいました。

その事業準備の一つとして「青少年多文化体験サマーキャンプ」の
参加者とキャンプリーダーの募集が始まりました。

キャンプリーダーは、大学生、大学院生と留学生に
担ってもらうのですが、毎年各大学にお願いして
広く一般からも募っています。

今年、締切に間に合った応募者は日本人大学生14名
留学生がペルー・中国・マレーシア・フランス・タイ・台湾
・韓国・フィリピン・モンゴル・インドネシア・チェコ
・ポーランド・ベトナムの12カ国1地域31名でした。

但しキャンプに行けるのは、日本人大学生10名と
留学生15名です。

大半の方々とすでに面接をしているのですが、選考に
大変苦慮しています。
特に留学生の熱心な応募動機には心を打たれます。

「私は留学生として日本で異文化を受けています。
自分にとっても多文化が知りたいのでキャンプに
応募しました。このキャンプで自分の国の文化を
日本の子どもに教えたいです。
それと日本人と留学生と一緒に多文化について
もっと知りたいです」(中国)

留学生はゲストとしてではなく日本人大学生と
同等にキャンプリーダーとして子供たちと向き合います。

いつも留学生達は、ともすると日本人大学生よりも熱心に
子供たちに関っていて、嬉しく思うのですが、
何故そんなに?と聞いてみると

「子供たちは世界の財産ですから」
と言うことばが返ってきました。

多文化共生に意を強くするメッセージですね。

2009年6月9日(火)
リーダーの想い

今年も、子どもゆめ基金助成事業、
「青少年多文化体験サマーキャンプ」の
参加者募集が始まりました。

小学3年生から留学生・日本人大学生まで約130名が
関東地区や関西地区から集まって、学校も地域も国籍も
まったくバラバラな縦長年齢構成のグループを作り、
3泊4日の共同生活を行ないます。

このキャンプで毎年素晴らしいリーダーシップを
発揮してくれるのが、各国からの留学生たちです。

以下は中国からの留学生、宋 洋君(ニックネーム:ヨウヨウ)
が書いた感想文です。

宋 洋(中国) 東京工業大学大学院留学生

キャンプが終わってから二日、なかなかもう終わったような
気分がしませんでした。
なんどもなんども、子どもたちがヨウヨウって呼んでいる
声が耳にしました。
幻覚だとわかったその瞬間、目周りになにかが溢れていました。

知らず知らずのうちに、子どものことや、スタッフと
リーダーの皆さんのこと、好きになってしまいました。
一緒に過ごした3泊4日、まるで夢のようなことでした。
だから、この夢少しでも続けてほしいなあ〜!!

スタッフとリーダーの皆さんが、強い責任感をもって、
精一杯がんばって、深夜子どもが熟睡した時会議を続けたり、
翌日の準備をしたり、最後の最後さめたお風呂に入ったりして、
いくら疲れていても、文句を言わず、ずっと元気な笑顔で
子どもの前に現れて、ヨウヨウが感動をいっぱいもらいました。

もっともっと勉強できたことを例にあげたいですが、あげきれません。
これから、自分もこのキャンプで勉強できたことを活かし、
勉強も生活もがんばりたいと思います。

今振り返って考えて、3泊4日のキャンプがほんとに短かかった。
でも、人生はいくつかこのような短い光っている点があるからこそ、
綺麗になるんじゃないかなあと思います。
ほんとにヨウヨウに感動をいっぱいくれた子どもたちと、もう一度会いたい!

2009年5月22日(金)
誕生日

先週の土曜日のこと
携帯電話が鳴って出ると、突然聞いたことも無い
何語ともわからない言語・・・
でもメロディーはハッピーバースデイの歌
電話のむこうで大勢の人が歌っている

「誕生日を祝ってくれているんだ」

セルラス飯田橋ピアザのメンバーが
6月21日に行う関東地区ロールプレイ発表会の
準備合宿を行なっていて
私の誕生日を祝って、なんと
モンゴル語でハッピーバースデイを歌ってくれたのでした。

参加したモンゴルの留学生たちから教わって、
みんなで歌うことにしたらしく
合宿の慌ただしいスケジュールの中で、わざわざと思うと
一瞬胸が熱くなりました。

誕生日も66回目となり、過ぎ去った日々を想うと
「めでたさも半ばなりけり、我が誕生日」
という感じです。

ことさら誕生日について、考えたことすらなかったのですが
でも、大勢の方々からメールや電話で祝いを寄せられ
あらためて、これからの人生「生を受けたるは、事を成すため」
悔いのない時間を創り出して、生きたいと思いを新たにしました。

長男が病で亡くなったのは、彼が26才の時でした
息子より40年も長く生きさせてもらっているのだから
無駄にしたら、息子に怒られます。

2009年5月11日(月)
「まだ、大丈夫」

帰宅時の混雑している電車のなかでした。
お母さんが子ども(2歳位)をおぶって立っていました。

見ていると大変そうなので、私の座っている席を譲りました。
お母さんはお礼を言いながら、子どもを膝の上に抱いて
座りました。

電車が動いてしばらくすると、「キャ!」「ワァ!」という声がして
見ると、先ほどのお母さんが抱いている子が
暑くて気分が悪くなったのでしょうか、嘔吐してしまいました。

周りの人たちも汚れたようですが、子どもの服や床にも
かなりの量の吐しゃ物が広がっていました。

咄嗟にポケットからテッシュを取り出しそばに行って、
子どもの服の汚れや床を拭いていましたら、
手持ちのテッシュが無くなったので、
「すみませんがテッシュありましたらお願いします」
と周りの乗客に大きな声で呼びかけました。

すると、同じ車両の大勢の乗客が一斉に
テッシュを差し出して下さったのです。

誰も迷惑そうな様子ではなく、とても気の毒そうな目線で
お母さんと子どもを見ていました。

そして、たくさん集まったテッシュを見て
OL風の方や中年の男性など数人の方が
床の掃除も手伝ってくれたのです。

お母さんは「すみません」「ありがとうございます」を
繰り返し・・・。

私も何故か皆に、心から「ありがとう」と言いながら
「まだ大丈夫だ」と、つぶやいていました。

2009年4月23日(木)
「人間力!?」

ロシアでホームステイをしていた時
自動車事故にあった驚きもさることながら

壊れた自動車のフェンダーとボンネットを
金槌1本で直し始めたのには驚きを通り越して
その逞しさに尊敬の念さえ抱きました。

そう言えば森に行った時、ヘビを捕まえたと思うと
ナイフでピーッと皮をはぎ、その場でベルトを作ったり、
自作のエンジンを手漕ぎボートに付けてモーターボートにし、
漁をしたり・・・。

とにかく道具や状況が万全でなくても、ロシアの
お父さんたちは、今ある物を使って最大の結果を
出す努力をするのです。

ナイフ1本あれば、何でもできる男達・・・。
地球で最後に生き残るのは、この人たちかもしれないと
感じました。

私たちは、停電になってしまうと家中の電化製品が使えず
オロオロしたり、
便利すぎる暮らしの中で、不測の事態に対処する力、
ある物で何とかする力が退化してしまっているように思えます。

唐突ですが、外国語に対しても単語を知らないから話せない、
文法がちゃんとわからないから伝えられないと
思い込んでしまっていないでしょうか?

「ある物を最大限に使って」
想像力=創造力
人間に備わった最大の力がことばを生み出したのです。





















2009年4月15日(水)
おおらかで優しく

「実は私、タバコを吸います」

「えっ!タバコ吸うんですか!?」

 

周りが一斉に奇異な目で私を見ます。

中には悪の権化のように・・・。

なんでこんなに、全人格を否定されるような思いを

しなければいけないのでしょうか。
(などと、ブツブツブツブツ・・・)

 

首都圏の駅から喫煙所が消え、
街でもむやみに喫煙できず、

家に帰っても蛍族よろしくベランダで・・・。

最近とみに肩身が狭くなり、絶滅種の悲哀を感じています。

マイナス20℃の寒いベランダでタバコを吸っていました。

横にはホストファミリーのお父さんが

私の背中をさすってくれています。

毎回タバコを吸うたびに、必ずお父さんは一緒にベランダに出てお父さんはタバコを吸いませんが、横にいてくれます。

 

10数年前、ロシアの小さな街でホームステイをした時の
風景です。

とにかく、何もかにも「おおらかで優しく」包み込んでくれました。

 

日中、水は出ません。夜中にバスタブへ水道の蛇口を

全開にしておいて、少しずつ水を貯めます。

それを次の日、水を使う全ての行為に使用します。

 

誰も愚痴一つ言わずに「おおらかに」今ある生活を楽しん
でいる様に見えました。

 

お父さんが運転する車で雪道を走っていました。

猛スピードで後ろから追い越してきたトラックが、私たちの車に接触し

「アッ、死んだ」と思うほどの衝撃を受けました。

当然、車はバックミラーやボンネットの一部が大破。

 

私が青くなって「大変なことになったね」と言うと、

お父さんは「あははは、ニチボ、ニチボ(大丈夫、大丈夫)」と言って抱きしめてくれました。

 

さすがにここまでくると、真似のできない「おおらかで優しく」。

でも、細やかで厳しい日本人も、

少しは「おおらかで優しく」あってほしいと思うのは、

喫煙者の言い訳でしょうか?

 

でも、タバコを吸わない人たちに迷惑をかけていることは

事実であろうし・・・。

そろそろ、止める努力を始めようかと・・・?





























2009年4月10日(金)
違いは貴重な宝物

「私たちはどんな国の人にも

偏見は持っていません。ですから、どんな人でも

ホームステイで受入れますよ」

 

明るく言い切っていたお母さんが

実際に東南アジアの方を受け入れる事になり、

相手のインフォーメイションシートを見て

悩んでしまいました。

 

写真に写っている顔の色、話す言語、

頭部を覆っているスカーフ、等々、

「違い」がいっぱいです。  「どうしよう・・・・・」

 

初めて外国の方をホームステイで

受け入れる人たちの偽らざる心境です。

 

「ホームステイ受入れ」と言うと

欧米形の白人で、英語を話す人というイメージを持つのが

一般的なのかもしれません。

実際そのように限定してホストファミリーを

している方というのも、日本の中には結構いると聞きます。

 

いずれにせよ、違いを受け入れるのは大変なことなのです。

そもそも、人間は、あらゆる意味で

違いを受け入れることが出来なければ生きていけません。

 

「なに悩んでいるの?

目は二つあるし鼻も口もちゃんとついてるし、

手も、足も、それに二足歩行!

ほら、あなたと同じじゃない」

 

悩んでいるお母さんを励ました人の弁です。

 

ちょっと乱暴ですが、

「違い」を捜すことから人を見るのではないのですね

「同じ」はたくさんあります。

 

「同じ」を見つけていくと、「違い」はその人の持っている貴重な宝物になります。

 

悩んだお母さん勇気を出して東南アジアの方の受入れをしました。

 

「地球の中に、私たち家族にとって、とても近い国ができました。

それは、先日我が家にホームステイしてくれた、

本当に優しくて素敵な人のいる国だからです。

いつか、家族で訪ねてみたいと思います」

 

人は一人一人違いを持っています。

違いとの出会いの経験は

自分の世界を広げ、人を平らに見る心を育ててくれるのでしょう。














































2009年4月2日(木)
スフィンクスの謎!?

最初に4本足、そして2本足、最後に3本足な〜んだ!

おなじみのスフィンクスの謎です。

 

毎年、夏に多言語・多文化体験サマーキャンプを

行なっています。

このキャンプには韓国・フイリピン・中国等々の

在住外国人児童も参加しています。

 

キャンプ終了後の報告会で、中国人児童の母親が

「家で家族の会話は中国語でしていたのですが、

最近になって子どもが中国語で話すのを嫌がって、

中国語で話しかけても返事すらしてくれなくなっていたので、

とても悲しい思いをしていました。

 

ところがキャンプから帰ってきて、楽しかったキャンプの様子を

中国語でしてくれたのです」と、泣きながら報告してくれました。 

日本で暮らすその子の生活の中で、圧倒的な時間は

友人や学校を中心とした日本語の世界で中国語を、

誰も聞いてもくれない時間ではないでしょうか。

必然的に自分の母語である中国語を厭い始めたのでしょう。

 

キャンププログラムの中に、留学生のことばで

グループ毎に練習してきたロールプレイの発表会があります。

そこで、中国の留学生と彼とが一緒に、グループの仲間に

中国語を教えることになったのです。

 

グループの仲間が自分の母語を大切に受け取ってくれる嬉しさと、中国語を話せる誇らしさをも感じることで、中国語が自分にとって大切なことばであることを見つけたのでしょう。

 

彼の中で中国人としての誇りは、もう揺るがないと思いました。 

スフィンクスの謎の答えは、「人間」

最初は赤ちゃんで4本足。立ち上がって2本足。

最後に老人になって杖を使って3本足。

 

その3本目の杖とは、大きな意味で人間の

「ことば」ではないでしょうか。






























2009年3月27日(金)
イチローさんの恩返し

先日、当法人の銀行口座に見知らぬ人から

お金が振り込まれて来ました。

でも、セルラスの活動会員に入会する人ではないらしいのです。

 

奇特な方がたぶん寄付金を振り込んで下さったのでしょうが、どなたからなのかが解らないということは、とても不安なものです。

 

銀行に連絡したりしながら、一生懸命相手の方を捜します。

そして、その方の寄付をして下さった志しをお聞きした上でありがたくお受けしたいのです。

 

誰だって恩を受けたら返したいと思うでしょう。

先日のWBCでイチローさんは、自分を育ててくれた日本球界や応援して下さっている人々へ「日本のためにがんばりました!」

と言って胸を張っていました。

 

セルラスは寄付を頂いた個人に対する恩返しではなく

私たちのミッションを遂行することで社会に恩返し

して行きたいと考えています。

 

それにしても、もう一人のイチロウさんは…

私たち国民に、果たして恩返しをして下さるのでしょうか。









     




  続投します!
2009年3月19日(木)
「ひょっとしたら、やれる民族かも?!」

少し前にフランスやドイツで移民の方々の暴動が

ニュースで伝えられました。

今や世界中が多言語・多文化共生社会について模索しています。

 

宗教・言語・風俗・習慣・文化・等々、

お互いの違いをあげれば切りが無いほどです。

もともと人間は一人一人違うものなのですから。

 

特に宗教における民族の争いについては、

歴史的にみても枚挙に暇はありません。

 

そんな中で日本は

現在200万人を越える在住外国人の方々が、

日本の様々な地域で生活しています。

 

はたして日本人は多言語・多文化共生が可能なのでしょうか?

 

師走のある日、とある幼稚園を訪れました。

お寺の境内に隣接している幼稚園で、住職さんが園長をしている幼稚園です。

 

すると、クリスマスのジングルベルが園舎に流れてきました。

ちょうどその幼稚園で、クリスマスパーティを催していたのです。

 

日本ではごく普通の光景かもしれません。

でも、よく考えてみてください。

お寺でクリスマスです…。

 

「日本人はひょっとすると、多文化共生をやれる民族かもしれない!」

お寺の幼稚園に飾られたクリスマスツリーの下で、

嬉しそうに歌う子供たちの笑顔に

希望の光を見たような気がします。


























2009年3月11日(水)
最近実感しています。

2月の中旬から3月初旬にかけて関東・関西地区の
数ヵ所で、多文化教育セミナー「世界のことばが
話せる感動」の講師をさせていただきました。

 

セミナーに参加された方々の感想文を読み、

また直接お話を伺ったりして、あらためて

海外での生活体験者や国際結婚が

20年・30年前と比べれば驚くほど

増えていることを実感させられます。

 

「夫の仕事で6年間ドイツに居ました」

「私共家族は8年間、アメリカで生活し帰国して
 きました」

「タイで4年間、生活していました」

「主人がパキスタン人ですが」

「夫が韓国人ですので」

「ルーマニア人ですが」

「ハンガリー系ドイツ人ですが」

 

そもそも40年ほど前、

私が初めて仕事でアメリカに行くと父に話しました
ら、
「お前もとうとう洋行するのか」と言われた
くらい、
海外は遠い世界でした。

 

今やグローバル化が進み、「人」「物」「金」の情報が国境を越えて流通する時代になりました。

 

多言語・多文化共生社会。

今後ますます、共感能力・コミュニケーション能力・
人間力が求められる時代になることは間違いありません。























2009年3月2日(月)
キュウリ?キウィ!

先日、名古屋に住んでいる息子夫婦が、

2才と4才の孫を連れて遊びに来ました。

 

仕事柄、人間のことばが育っていくプロセスには、

人一倍関心があります。

 

食事の時

息子:Gちゃん、今食べたのは何だったっけ?

2才孫:キュウリ

息子:キュウリじゃなくてキウイでしょ。

2才孫:・・・・・・・・??

息子:キュウリじゃなくキウイだよ。

2才孫:キュウリ

息子:ちがうキウイ

2才孫:キュウリ

 

息子が面白がって何回も言わせようとするのですが、

どうしてもキウイをキュウリとしか言えません。

息子:キウイがキュウリと聞こえているのかなぁ?

私:たぶん「キュウリ」と言う音を先に覚えていて、後から入ってきた「キウイ」を「キュウリ」に引きつけているんじゃないかな。

 

そこに4才の孫が来て「Gちゃんキウイでしょ」

すると2才の孫がすんなり「キウイ」と言い直したのです。

 

子供は、自分に近い年令の兄弟や友だちの

ことばをたくさん受け取ります。

 

人間のことばの発育に最も大切なのは、先生よりも身近な仲間かもしれません。



キウィ? キューリ?

     


キウィでしょ!  
     
2009年2月19日(木)

親にも怒られたことがない!

師走のある日、帰宅時の駅ホームは人であふれていました。

そんな中でタバコを吸いはじめた若者がいたのです。

誰か注意してくれるかなと様子を見ていましたが、誰も言わないので、つい「ここは禁煙だからタバコを消しなさい」と注意しました。

すると、その若者は「切れ」て、暴力的な罵声が返ってきました。

恐ろしさも少しあったのですが、

「ならぬものは、ならぬ!」と思い注意し続けていると、

「君、このおじさんの言うとおりだよ」

と加勢してくれる若者があらわれたのです。

その途端、タバコを吸っていた若者が、

突然素直に「そうかわかった…」と言ってタバコを消したのです。


私が注意をしたら、もの凄い勢いで反発したのに対し、

若者が注意した途端に素直に聞き入れた不思議をどうしても知りたくて、

二人を無理やり駅の近くの飲み屋に誘いました。

最初は気まずい感じでしたが、少しずつお互いの緊張も取れて、話しはじめました。

「切れた」若者の話を聞いているうちに、少しずつ解ってきたことがあります。

それは若者がほぼ同年代の人間関係しかなく、

先輩や後輩など縦長年齢の関係や

上司、部下などという、秩序を知らず、

人と人との距離感が量れないままに育ってきたのだということです。

だから、同じ若者のことばは通じ、おじさんのことばは

聞くことができなかったのでしょう。

「親にも怒られたことがない」

「自分の思うようにならなければ頭にくる」

「人とあまりうまく話すことができない」

「人との関係性を上手に作れないので友達もいない」

でも、それでいいとは思っておらず、自分を変えたいといつも思っている。

それが彼の素直な気持ちでした。

お互いに不愉快な気持ちで帰るより、話し合えて本当に良かったのですが、
帰宅後、家内におこられました。

「刺されたらどうするの!!」

でも私は、「ならぬものは、ならぬ!」と言い続けたいのです。























2009年2月16日(月)
65の手習い

ホームページをリニューアルする作業にしばらく没頭していました。

NPO法人多言語広場CELULASを設立する以前に勤めていた職場では「俺はコンピュウターなんぞ一生触らんぞ!」などと言っておりました。

パソコンを立ち上げることすらできなかった私ですが、

今やパソコンなしでは仕事になりません。

以前は部下に任せていた仕事もNPO法人は、別名貧乏法人とも言われていますので、職員が少なく必然的にパソコンを使った私の仕事も膨大なものになります。

お陰様で、最初は「人差し指の魔術師」と自称しながら、一本指で一語一語キーをさがしていた私ですが、今ではホームページの更新まで手掛けることができるようになりました。

年令を重ねると様々な価値観に対して、頑なになることが多くなります。

変革に柔軟に対応できる姿勢が、自分の世界をもっと広げてくれるということを最近痛切に感じています。